こんにちは在宅ワーカーのエヌ子です。
- 個人事業主、どうやってなるの?確定申告を簡単にする方法は?
- 個人事業主って扶養からはずれるの?
この記事ではこんなお悩み・疑問をまとめていこうと思います。
実はわたしも専業主婦から個人事業主になり在宅ワークしています。
ここではわたしと同じように、 専業主婦の立場で個人事業主になる方法を知りたい人に向けて、 個人事業主のなり方やメリット・デメリットについて解説していきますね。
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わたしが在宅ワーカーから個人事業主になった経緯
最初から個人事業主になろう!と決めていたわけでなく、 子どもの保育園入園のためでした。
自治体の保活資料をみると、在宅ワーカー、自営業者、会社に直接雇用されていない人が、働いていると証明するためには「開業届」が必要だとのこと。
調べてみると開業届を出すことが個人事業主としての第一歩で、 すべて簡単な手続きでできることがわかりました。
個人事業主になるとおトクな青色申告が利用できることもわかり、さっそく準備にとりかかったのです。
結果、開業届を税務署に提出したら個人事業主になりました・・・!
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個人事業主とは?個人事業主になるべき人
個人で事業を行う人のことです。
自分の力でなんらかの収入を得ている在宅ワーカーさん、ブログで稼ぐアフィリエイターさんなどは、すでに個人事業主に該当しています。
専業主婦で、年間で基礎控除内の38万円以上の所得があるなら、 個人事業主として開業した方がメリットが大きいですよ。(※令和2年から38万→48万に変更されました。)
言いかえると収入(売り上げ)から経費を引いた額(所得)が38万円以内なら、確定申告も不要ですし、個人事業主になる必要がありません。
法人の場合は設立時にお金が必要だったり、社会保険、税負担がかかるなど規模が大きくなります。 自己負担なしで事業をはじめたい主婦や在宅ワーカーさんは、まずは個人事業主を選ぶといいでしょう。
個人事業主の始め方
個人事業主になるためには、まずは開業届を作成し・税務署で受理されることが必要です。
開業届の正しい名称は「個人事業の開廃業届出書」といい、 個人で事業をスタートしたことを税務署に知らせるための書類です。
開業届とは以下の申請書類を指します。
氏名・マイナンバー・職業欄・屋号などを項目が並んでいます。
私の場合はWebライターの仕事を中心に活動しているので、職業=文筆業として申請しました。
クロネコ
開業届の作成方法と出し方
ここから具体的な開業届の作成と提出方法について解説します。
方法は、
- 自力で作成し郵送する
- 税務署に行って教えてもらう
- 開業freeeを利用する
の3つから選べます。自分にとってやりやすいものを選びましょう。
エヌ子
自分で作成して郵送する
まずは国税庁のホームページにアクセスします。 「個人事業の開廃業等届出書」をダウンロードしたのち、 必要事項を記入、切手を貼って送りましょう。
提出先は納税地を所轄する税務署長宛てです。
届出に必要な必要なものは次のとおり。
- 開業届(提出用)
- 開業届(控用)
- マイナンバーカードもしくは身分証明書のコピー
- 郵送用の封筒と切手
- 返信用切手を貼った返信用封筒(控えが欲しい場合)
- その他提出書類(開業届と併せて他の書類も郵送する場合)
税務署に行って手続きする
最寄りの税務署に足を運んで、職員に質問しながら手続きすることもできます。
ただし3月の確定申告時期はとても混雑して、長い時間待つ必要があるので気をつけてくださいね。
ちなみに私は自宅のすぐ近所に税務署があるので、この方法を選択しました。
しかし作成の段階から誤字で書き直したり、提出時はマイナンバーを忘れていたり時間のロスが多かったです。
開業届を最速・確実に受理してもらいときは「開業freee」を利用する
開業届はこれまで説明したとおり、いろいろな方法で提出することができますが、初めての人はハードルが高いですよね。
私もググったり税務署に行ったり、なんだかんだ時間がかかってしまい、大変な思いをしました。
それに子育て中の在宅ワーカーさんなら、貴重な時間をリサーチに当てるのはもったいない…。
わたしのおすすめは最短で確実に開業届を作成できる開業freeeです。
こんな風に簡単な質問に答えていくだけで、必要な書類がすべて自動で作成されます。
また開業freeeでは、その人に必要な書類のみ作成・出力されるのでとても便利。
ガイドを見ながら出力した税務署に書類を持っていけば、迷うことなく開業を完了できます。
しかも地図まで提示してくれるんです…!なんてできる子!
途中で不明点がでてきた場合のサポート体制も万全。初めてでもサクサク進められます。
他にもこんなメリットが
事業の売上や内容から青色申告or白色申告、それぞれの見込み納税額(所得税・住民税・健康保険料の合計)を簡単にシミュレーションできます。
どちらを選択したらいくらおトクなのかすぐ分かり、自分にあった申告方法を選べます。
開業届と一緒に提出すると便利な「青色申告の承認申請書」も作成可能。確定申告の際には65万円の控除をうけられ、しっかり節税ができます。
すべて無料で利用できるサービスですので、利用しない手はないですね。
私もサービスを知っていたら絶対利用していたのに…。あの無駄な時間はなんだったのでしょうか。
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これからフリーランスとして開業を考えている人はぜひ活用してみてくださいね。
個人事業主になるメリット
開業届をだして個人事業主になると、私のように保活が有利になる以外にも、さまざまなメリットがあるので紹介しますね。
屋号をつけられる
開業すれば屋号を登録できるので仕事に幅が広がります。
在宅ワークの場合、個人名や通称で仕事をされている人も多いかもしれませんね。
ただ個人名だと「どこの誰だかわからない」取引先に足元を見られることもあります。
社会的な信用度を増やしたいなら、屋号はつけておいて損はないでしょう。 銀行口座も、家計とは別で屋号で開設することができます。
ちなみに、屋号決めは意外と悩むので早めに考えておくのがおすすめです!(後からでも変更できます)
経費で落とせるものが増える
個人事業主になると、いろいろなものが経費として計上できます。
わたしが経費申請しているものを紹介すると、
- インターネット接続料金
- 携帯代
- 書籍、情報商材
- 打ち合わせの食事代
- 取材のための旅費や交通費
- レビューしたい商品を自分で試す時の代金
- 電気代など(自宅の一部を仕事場にしているため)
これはごく一部ですが、すべて経費で落とすことができます。
経費で落とすためには「事業で必要である」ことが条件。 正しい理由と領収書さえあればわりと適用範囲は広がりますよ。
青色申告を選べる
確定申告には白色申告と青色申告の2パターンがあります。
青色申告と白色申告の違いは次のとおりです。
白色申告 | 青色申告 | ||
青色申告特別控除 | なし | 10万円 | 65万円 |
記帳の方法 | 単式簿記 | 単式簿記 | 複式簿記 |
税金控除額(専業主婦の場合) | 38万円 | 48万円 | 103万円 |
青色申告の複式簿記に挑戦すれば、 38(基礎控除)+65=103万円の所得まで非課税になります!
所得が38万円を超えていて、できるだけ節税したいとき、今後も継続して稼いでいくつもりなら、個人事業主になって最大65万円の控除ができる「青色申告」をするのがコツです。
青色申告を利用するには
「青色申告承認申請書」を税務署に提出することが必須です。
開業届と同じく難しい手続きは不要。 開業届と同時に税務署に提出すると手間が省けるのででおすすめします。
「青色申告承認申請書」 はこちらのページからダウンロードできます。
(その年の1月16日のあと事業を開始した場合は、事業開始の日から2月以内が期限)に提出してください。
主婦さん
エヌ子
おすすめの会計ソフトはこれ!
私が使っているのは無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」です。
私は会計(というより数字)がとても苦手で、個人事業主になるにあたり、一番不安だったのが確定申告でした。
でも会計ソフトのおかげでトラブルなしに青色申告ができています。
クラウド確定申告のfreeeを使って二回目の確定申告を済ませた。サクサク進んで2日で完了!オンラインチャットもあるので、分からないことはチャットで問い合わせできるのがメリット
— 主婦N子@在宅ワーカー (@syufuako) 2019年3月13日
こんな風にトレンドの家計簿アプリのような感覚で、スマホで簡単に経費を登録できるのも特徴。
コツをつかめば簡単なので苦手意識もいつの間にかなくなっていました。
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とはいっても会計はだれでも最初は難しいものですよね。
freeeを使いこなすには、こんな本を持っていれば困ったときに便利ですよ。
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「税金・社会保険の基礎知識」や「帳簿」「青色申告」「消費税」などについて 個人事業主の人が抱きやすい疑問や誤解を解決してくれます。
開業すると毎年確定申告は必須。 会計ソフト「freee」を活用してサクッと終わらせちゃいましょう。
個人事業主のデメリット
メリットいっぱいの個人事業主ですが、デメリットもあります。しっかり把握しておきましょう。
確定申告は必ず必要
たとえ年間所得が数万円でも、個人事業主になると確定申告が必要です。
毎年2月16日〜3月15日に、事業における1年分の収支を、確定申告で報告する必要があります。
経費の計算などややこしいので、後回しにすると大変なことに。
また、申告の義務があるのに放置していると、税務署から「無申告」として扱われてしまいます。
悪質な場合、ペナルティや罰則を受けることもあるので、確定申告は避けて通れません。
とはいえ、確定申告のやり方さえ覚えたら、決して難しいことではないですよ。
経理を自分で行う
青色申告の場合、複式簿記がどんな流れか覚えて、自分で確定申告をしなければなりません。
失業保険が出ない
雇用されているわけではないので、収入が途絶えたとしても、失業保険はでません。
その他、病気や事故などが原因で事業に影響が出ても「自己責任」になります。
主婦が個人事業主になったら扶養から外れるの?
専業主婦ならもっとも気になるところだと思います。
特に健康保険の被扶養者から外れて「自分で国民年金に加入する」「自分で国民健康保険に加入する」ことの問題が大きいですよね。
せっかく稼いだとしても自分で健康保険料を納付するとなると負担も一気にかかります。
これは「税務上の扶養」ではなく「社会保険の扶養」の話。いわゆる130万円の壁ってやつです。
サラリーマンの妻であれば「年収130万円以下」なら、健康保険の被扶養者として認定されますが、妻の年収が130万円を超えてしまうと、健康保険と年金の保険料を自分で払う義務が発生!
実はこの「社会保険の扶養」ですが企業の組合によって基準が違います。
税務上では
個人事業主の場合:収入(売り上げ) − 必要経費 = 所得 の所得で税金がいくらか決まる
社会保険上では
組合によっては収入(売り上げ)のみで130万円以上か以下か判断されることがある
ですから少し稼ぐだけで扶養から外れて不利になってしまいます…。
ただ基準に違いがあるので、経費を差し引いた額の所得で判断してくれる組合も。
わたしが電話で問い合わせたところ、年々厳しくなっているそうですが、個人事業主の場合、あまりに膨大な経費(常識から逸脱した)でなければ認めてくれるそうです。
たとえばWebライターの売り上げが130万に対して経費が120万だと、組合の担当者も「事業の内容に反して多すぎだろ」ってなりますよね。(出張取材で飛行機・ホテルを何度も利用した、とかならありえるかもしれないですが)
社会保険の扶養は本当に頭が痛い問題です。これは人によって答えが違うので、まずは問い合わせてみましょう。
あれこれ悩むより一番手取り早いです。
問い合わせるときは
- 現在の職種(個人事業主など)
- 1年あたりの売り上げの目安
- 経費を引いた所得で判断してくれるか(←重要)
- 経費は認めてもらえる場合は必要書類は何か
を確認しましょう。
2018年10月から社会保険上の扶養者認定が厳しくなったため、特に専業主婦の人は開業届を出す前に所属する社会保険の規定をよく確認してくださいね。
まとめ
主婦婦が個人事業主になる方法や流れを解説してきました。
まとめると
- 開業届を出せば個人事業主になれる
- 開業届は郵送、直接税務署に行く、開業feeeを利用。この中から自分に合った方法を選んで提出する
- 会計ソフトを使うと青色申告も簡単にできる
- 個人事業主になって扶養から外れてしまうか心配ならば、まず開業する前に健康組合に確認する
この記事を読んで、そこまでハードルが高くないからやってみよう!と思ってもらえるとうれしいです^^